時計修理職人について

ハット姿の紳士

時計技術者として

時計好きが高じて、時計業界に飛び込みました。
師匠について時計修理を学び、修理技術者として修理をすること20年以上が経ちました。
 
誰もが知っている超高級ブランドの技術者としても勤めさせていただいたこともありましたが、技術を必要とされる修理が少ないことに失望し、個人工房として修理をしたり、色々な時計店や販売店を回って、技術者として勤めさせていただきました。
現在は、アンティーク時計専門店や一般時計店の技術者として、引き続き経験を積んでいます。
 
長い間、いろいろなお店を回ったことで、修理に対しての姿勢がお店によって違うことがよくわかりましたので、本当の修理をする・技術を生かせる場で働くのが生き甲斐です。
幸い、必要とされる技術と経験を持っているため、今は気に入ったお店で、必要な時間だけ働かせていただいています。
 
 
 

作業や修理に対する想い

お預かりする時計は、「再修理ゼロ」を目指して、しっかりとした修理をすることが常に目指す目標です。
 
出来る限りのことはする、問題のある部分は基本的なところを直す、小手先だけの無理な修理や不可逆的な作業は出来るだけしない等、本来は当たり前だけれども、守られていないことを守るのが大好きです。
 
難しい修理や治らないと言われた時計でも、「何とかできないか」を考えて修理するのがモットー。
 
この時計は寿命だなと思えるものでも、お客様のご要望があれば、「動かすことまで」はできるものも中にはありますので、なんとか動かしてあげようという修理を時間をかけてでもすることが好きです。
今考えて修理ができないものであっても、数日考えていれば、違った修理方法を思いつくこともあります。
 
 
 

時計の修理

自己紹介

時計はもちろん当たり前のように好きですが、「修理をすること」が何よりも好きです。
 
日がな一日、「あれ治らないかな?」「ここが悪いから、こうしてあげたらどうだろう?」といった具合に、時計のことばかり考えていたりします。
遊んだりテレビを見たりして、ぼーっとするより、仕事が趣味で時計を修理することが趣味でもあるので、治らないような時計が治った時の喜びはひとしお。
小躍りしながら、同僚と話し込んだりしています。
 
子供も手が掛からなくなり、自分の人生を楽しむこと、「時計修理を楽しむこと」にしています。
働くお店や時間もこちらが選ばせてもらって、他の人から言わせれば、好き勝手にさせてもらっているようです。
 
 
 

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